AQUSHブログ

12月
22
2010
2010年12月22日 水曜日

こんにちは、AQUSHチームの大前です。

すでにプレスリリースでもご案内しておりますが、去る12月16日にソーシャルレンディングAQUSH(アクシュ)は一周年を迎えました。

AQUSHチームを代表して、ユーザーの皆様に心からの感謝を申し上げます。この方々は、ソーシャルレンディングという世界的にも新しく極めて革新的なサービスの存在にいち早く気付き、実際にユーザーとして登録し、さらに利用して頂いたという意味で、真のイノベーターであると私は感じています。

この1年間「誰がこんなサービス利用するの?」と言われ続けた中で、私たちの支えとなったのは、このようなユーザーの皆さんの存在だったのですから!

さて、今回は簡単にこの1年を振り返り、 さらに来年に向けた意欲を述べてみたいと思います。

 <これまでの1年について>

(1)ソーシャルレンディングの「仕組み」がワークすることを実証した

 ソーシャルレンディングとは、インターネットによって金融の流れを簡素化し、そこで生まれるコストメリットを個人に還元する仕組みです。それを実現しようと立ち上げたのがAQUSHです。

この1年の結果は、

  • 投資家の平均実質利回り(AQUSHの手数料控除後):年利7%超
  • 借り手の平均約定金利:年利10%以下

でした。

この結果から、高い金利を投資家に提供しながら、低い金利で借り手にローンを提供するーというソーシャルレンディングのモデルがワークすることを実証できたと思っています。

(2) 市場の二面性(Two sided market)の難しさを実感

市場の二面性とは、eBayであったり、Yahoo!オークションであったり、楽天市場であったり、プラットフォーム(市場)に参加するプレイヤーが両側にいる場合に、一方が増加することによって反対側も増加するように相乗効果が生まれることを言います。

AQUSHはまさしく、投資家と借り手という2つの参加者が集まるという意味では、Two-sided marketな訳ですが、この相乗効果を出すことがなかなか難しかった。特に立ち上げ間もない頃は、投資家はたくさん集まりましたが、借り手は少ないという期間が続きました。しかし、ある時期それが逆転する事態も起こり、借り手に対して投資家が少ないということもありました(投資家の皆さんの中には実感された方もいらっしゃるでしょう)。

お陰さまで最近は、このようなことも解消されつつありますが、市場の二面性の相乗効果を活かすことが今後のテーマと言えます。

(3)ソーシャルな温かみへのニーズは案外高い 

これは先進的ユーザーの特徴なのかもしれませんが、単なる金銭的利得だけではないものを、ソーシャルレンディングに求めているんだということも発見してきました。

(1)の通り、金銭的利得があるだけではなく、もっとヒューマンなものもAQUSHには求められているんだということ。それが結局は、ソーシャルレンディングのコミュニティをいい雰囲気にし、その結果として金銭的利得の部分にも跳ね返ってくるーという好循環が生みだされるかもしれないーと感じました。

(4)消費者金融とは異なるイメージ

ローン利用者からのフィードバックに、「AQUSHは消費者金融とは異なり、後ろめたい気持ちが少ない」、あるいは「投資家の借主との相互関係によって成り立っている融資(貸付)なので、消費者金融のネガティブなイメージがない」という言葉がありました。これはとても嬉しいメッセージでした。私たちは消費者金融の代替ではなく、全く新しいカテゴリのサービスを作っているのだーということに改めて気づかされました。

<2年目への意欲>

(1)AQUSHはもっと大きくなります

ビジネスモデルとしてのソーシャルレンディングがワークすることを実証したのが1年目。当然のことですが、2年目はニッチなサービスから脱却し、広く日本中の人たちに使ってもらえるサービスへとスケールアップしていきたいです。

そのためには、多くのパートナーさんと連携したり、告知やPRも頑張ったり、さらにはヴァイラルな仕掛けをしていきたいと思います。

AQUSHに限らず、ソーシャルレンディングというサービスの認知や存在感を引き上げるのは私たちの「使命」だと思っています。

そして、1年の実績を積んだ今だからこそ言えるのですが、私たちはそれが実現できる絶好にポジションにいると考えています。

(2)AQUSHはもっとソーシャルになります

具体的なことはまだ言えませんが、1年目を踏まえて、AQUSHにもっとソーシャルな機能や仕組みを加えていきます。ソーシャル性を重視する背景は、

  • マーケティングコストの低減
  • ユーザーエンゲージメントを高めることによるパフォーマンスの向上
  • 金融サービスのハードルを下げることによるユーザー数の拡大

です。

ソーシャルレンディングなんだからソーシャルじゃなきゃ」 という単純な発想からではなく、ソーシャルレンディングが金融業界の大手と差別化して、サービスの競争優位性を発揮するには、ソーシャル性の追求以外にないーという結論に達したからです(言い方は格好良いですが、要は弱者戦略です)。

私たちは金融機関ですが、その前に「インターネット」の会社です(勿論、金融機関としてのコンプライアンスには万全を期しています)。 多くの金融機関がそうであるように、インターネットをディストリビューションチャンネルの一つと捉えて利用しようとするのではなく、インターネットのパワーを理解し、それを最大限に活用できる金融サービスって何だろう?という発想からサービスを構築しようというのが私たちの基本スタンスです。金融が先か、ネットが先かという根本的な思想の違が、サービスの中味にもユーザーの属性にも、そして結果にも大きな違いが出てくるものと考えています。

まだ何のことだか分からないかもしれませんが、私たちにはハッキリと未来が見えてきました。来年は、この方向を徐々に見せていきたいと思います。

最後に、すでにユーザーになっていただいた皆さんと、これからユーザーになろうかと考えている皆さんに、是非ともご認識いただきたいのは、AQUSHは皆さんの参加によってのみ成り立つ仕組みだということです。今までの日本にはどこにもなかった、個人が中心の金融サービスです。このことをふまえて、来年はもっと多くの方が、ソーシャルレンディングのインパクトを実感して頂ければと思っています。そして、これはお願いですが、皆さんのご意見やフィードバックをください。たくさんください。Twitterでも、Facebookでも、mixiでも、メールでも、電話でも構いません。そもそも世の中になかったサービスなのですから、教科書はないわけです。ユーザーの皆さんに、日本のソーシャルレンディングのケーススタディの教科書を作っていただければと思っています。

AQUSHチーム 大前

 
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